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ヨーロッパ鉄道のあれこれ

建築学科2年 岡部 佳代

 ヨーロッパの鉄道はほとんどが地下鉄。発車ベルはなし、車内アナウンスなし、改札に駅員はいないのが当たり前、イスの座り心地悪い、BOX席の間隔が狭い…日本の電車がどれだけ快適で、親切かを思い知らされた。(楽しかったけどね♪)

☆in SPAIN

 駅入り口の写真はサグラダファミリア駅。ここら辺は観光客が多いから、駅の入口には危ない人がいっぱい((+_+)) 駅の入口である目印は「M」と書いてある標識。近くにはホームまで繋がっているスケスケのエレベーターがある。(防犯のためか?)  駅には、軽食コンビニみたいなところがある。私は、昼食をゆっくり食べるのがもったいなかったので、パンを買って次の電車が来るまでホームで食べていました。スペインでは、なぜかピザが多かった。街中にもイタリアンやピザ屋さんが多く、手軽で安いためピザBarは夜も若者で賑わっていた。スペインは路線が発達していないため、鉄道の利用は少ない。自転車を利用している人が町中には多い。




駅の入り口と改札




鉄道と車内




☆in Italy

 スペインと同じく駅の入口の標識は「M」という文字。イタリアの電車の壁の柄には驚いた。日本で街角のシャッターなどに見られる落書きのようなものだった。イタリアでは、若者が夜中に列車に落書きをするらしい。見つかると怒られるらしいが、あれだけ大胆に描いていることを思うと、ほとんど見つからないのだろう。いや、見つける気もないのだろう。イタリア人もそれが恥ずかしいと思っていないらしい。数日間の滞在だっただが、一度も落書きがない地下鉄列車を私は見つけることは出来なかった(笑)
イタリアの列車の乗り降りは、日本でも田舎で見られるボタンで開け閉めをするようになっている。完全に列車が止まっていないにも関わらず、ボタンを押して列車を降りる人もいた。ボタンはかなり強く押さないと開かない。電車内では、子供を抱きかかえてウロウロする人や、アコーディオンで演奏する人などが、小さな缶を持ってお金を徴収してくる。目が合ったり、観光客だとわかると長い間、前で立ち止まるから注意が必要だ。
特急列車や他の国にも鉄道で行くことで有名な大きな駅であるTermini駅では、一つも落書き列車はなかった。Termini駅内は、大型ショッピングセンターになっている。駅中と言いながらも切符もなしでウロウロ出来る。特急が止まるホームでは、落ち着きのない人がたくさん突っ立っていた。きっと、スリか、怪しい英語や日本語をうまく使う人なのだろう。イタリアの地下鉄切符は区間に関係なく、1回1ユーロ。





改札と電車の壁



Termini駅と特急列車




☆in France

フランスの鉄道は、日本でも路線図が文房具のデザインに使われるなどして鉄道で有名である。目印は「Metro」の標識である。
 最も気に入ったのは駅ホームの椅子!とにかくデザインが凝っているように見え、カラフルな色が多い。日本みたいに四角形のワンパターンではない。さすがフランス。日本にそのような椅子があってもおかしくないが、日本にあると椅子だけが浮いてしまうと思う。駅の椅子に座って本でも読んでいるだけで、映画の主人公になった気分になれます(笑)
  改札はほぼ無人。自動改札機に切符を差し込み、切符を取ってからターンスティールを押し、さらに目の前のドアを抜けてはいる。日本のように、駅名を告げる車内アナウンスはない。駅ホームの看板にも、前の駅と次の駅の表示はないので、電車内のドア上部にある停車駅一覧表で確認するしかない。駅の入口と出口の場所は、日本のように同じ場所にはない。また、出口も無人。駅の出口には、使い終わったチケットが、紙くずのようにたくさん落ちていました(・_・;)  駅内では、若者が路上ライブを行っていることもあった。もちろん、お金入れる箱もありました(笑)外国語で、知らない歌なので雰囲気が良かった。フランスの鉄道切符は1回1.6ユーロ。また、乗り放題チケットもある。これは、1日〜5日券まであり、ゾーンによって値段が変わってくる。




鉄道の標識、改札、ホーム



女優気取りの私、ホームにある椅子






 
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